あ♥@マブスファン

マブス専門NBAブログ(不定期)

【雑談】THJ、要る?-8

 

デリック・ジョーンズ・ジュニア

マキシ・クリバー

マーキーフ・モリス

 すっかり忘れていた選手たち。忘れていたってことはいてもいなくてもってことなんですが、DJJなんかは活躍しているので触れておきます。

 

■デリック・ジョーンズ・ジュニア

 単年ミニマムでマブスに加入したDJJ。2016のドラフトにエントリーしたもののどこにも指名されず、キャンプ契約からサンズに加入しました。そこからヒート、ブレイザーズ、ブルズと転々としています。なんだかんだでNBAでのキャリアは7年目と、ギリギリながら生き残っています。身体能力が高い選手でウィングディフェンダーとして重宝されている……のかはよく分かりません。重宝されていたらジャーニーマンはやってないんだろうし。まあディフェンス力は高いと思います。今シーズンだとアンソニー・エドワーズマンマーク担当としてFGを3/19と抑えた試合もあります。まあ11アシストされて負けたんだけど。

 今シーズンのDJJはミニッツと得点がキャリアハイ。得点の方は単純にアテンプトが増えたからですが、3Pアテンプトが4.0で34.9%で沈めています。ちなみに今シーズンを除いて最もアテンプトが多かった20-21シーズンから1.7本も増やしながら成功率も向上しています。というかブレイザーズ時代が酷過ぎた。シーズン当初は40%近く決めていましたが、日程の半分を消化して34.9%に落ち着いたって感じです。だからちゃんとスリーは上手くなっています。一方でカウンタードライブで豪快なダンクなんかも決めてくれるDJJ。ただスリーを打つのか、ドライブするのかの判断がかなり独特です。まあまあタイトに詰められている時にスリーを打つこともあれば、ディフェンスがゴール下に集まっているのにドライブすることもあり、オフェンス能力はいまいち信用出来ない。

 ディフェンスではガードの分まで動き回ってくれるので普通に良いディフェンダーと言えますが、ここも信用しきれない。マンマークのガードキラーとしては非常に優秀と思うんですが、ぶっちゃけ今のNBAではそんなに必要とされない能力にも思います。嫌なディフェンダーはスクリーンで剥がしちゃえば終わりなんだし。実際シーズン初戦のミネソタ戦でエドワーズを抑えたDJJですが、次戦は44点、その次も36点取られています。だから1on1で守り切る能力より、ヘルプディフェンスやローテーションの速さでフリーの選手を作らない能力の方が重宝されるわけですが、ここがちょっと微妙なDJJ。走り回ってくれる分他のディフェンダーよりはましだけど、ちょっとインテリジェンスが足りなさそう。そこがジャーニーマンをやっている理由の一つにも感じます。だから控えのウィングディフェンダーとしては優秀なんだけど、スタメンに置くには心許ないDJJ。彼もまた22-23シーズンにいてくれたら嬉しかった選手です。

 契約金以上の働きをしてくれていますが、来年これ以上の金額を要求されるならすっぱり出て行ってもらいたい。良くなったとはいえ34.9%のスリー、28歳という年齢、何より過去に何度も怪我でチャンスを逃している彼なので、やっぱり過信はしたくないです。良い契約を与えた瞬間に怪我とかされたら本当にどうしようもない。

 

■マキシ・クリバー

 NBAではドンチッチより一年先輩のクリバーですが、年齢は31歳。20-21シーズンには4.2本の3Pアテンプトで41.0%と高確率で決めていた彼が、今シーズンは25.0%と絶不調です。昨シーズンはハムストリングの断裂で37試合の出場に留まっているのですが、プレーしている時の3P%は34.8%とやっぱり低水準。21-22プレーオフで8本のスリーを決めてドンチッチ欠場中の勝利に貢献したクリバーなので、あのプレーオフを境にコンディションが復調していないイメージです。

 残り3年33ミリオンと中々に重い契約のクリバー。ぶっちゃけ今の状態でも不良債権気味の彼なので、このまま復調の兆しが見えなければトレードしたい選手です。ただ、欲しいチームが全然思い浮かばない。ストレッチ5が欲しいチームが適任なんですが、さすがに25.0%のストレッチ5が欲しいチームはないだろうな。元々クリバーって2014年ドラフトエントリーして指名されず、そこからずっとヨーロッパでプレーしていたところをマブスが引き抜いた選手で、そこでカーライルがマブス専用に改造したから活躍出来ているってストーリーがあります。だからそもそもマブス以外では必要とされていなかったわけだし、その能力もドンチッチ専用ロールプレイヤーみたいな感じなので、どこからも必要とされなくても驚かないどころか、当然だと思います。

 今季は入らないスリーの代わりにディフェンスで奮闘している彼ですが、守れている感じはしない。センターなのに下手なウィングより動き回るパウエルと、そこそこの運動量+リムプロテクション能力があるクリバーは長い間マブスのセンターとして重宝されてきましたが、そのリムプロテクション能力を活かせていないクリバーです。だって皆動いてくれないんだから。

 以前と同じぐらいスリーが入るように祈っている管理人ですが、DJJと同じような理由で過度には期待していません。戻ってくれたらラッキーぐらいに思っています。

 

■マーキーフ・モリス

 マブスで最年長の34歳。カイリートレードでネッツから来た選手ですが、なぜか再契約しました。ニュースを見た当時なんでだよって思いましたが、今でも思っています。さすがにプレイヤーとしての能力に期待してってことはないと思うので、恐らくチームのメンター的な役割での契約でしょうが、じゃあシオ・ピンソンで良かったんじゃね? 28歳で、低いレベルではオールラウンダーなピンソンなので、怪我人が出た時用の控えの控えぐらいでレギュラーシーズンは使えたんじゃないかな。実際今シーズンは怪我人だらけだし。と思ったらテキサス・レジェンズにいるのか。

 一応19-20シーズンにレイカーズで優勝経験があるモリスなので、優勝経験のあるベテランメンターって意味ではピンソンより有用に見えますが、ぶっちゃけその頃から選手としては怪しかった気がします。翌年ヒートでヨキッチの悪質タックルにやられて、いよいよ終わった印象です。まああれはモリスがヨキッチに挑発まがいの行為をした結果なので、どっちかといえば悪質なのはモリスの方で、良質タックルにも見えますが。どうでもいいや。戦力としては無理って感じなので、メンターとして頑張ってください。

 

 これで一応マブスの全選手について触れました。さすがにツーウェイの選手については特に何も思えないので書きません。次はこのシリーズからハブられたドンチッチについてでも書こうかな。