あ♥@マブスファン

マブス専門NBAブログ(不定期)

【23-24 RS-51】ニックス戦雑感

 

 TDL終了から4時間半後の試合となったニックス戦。どちらもトレードで動いている上にそもそも怪我で欠場の選手もいるので、どちらもアクティブメンバーがまあ少なかった。ということで今後の糧になるのか微妙なところです。マブスエクサム、ライブリーが欠場、セス、ホームズ、グラントはもういません。ニックスはミッチェル・ロビンソンが欠場、トレードで来たボヤン・ボグダノビッチ、アレック・バークスはチームに帯同していない状態です。バークスは地味に出戻りか。そしてジェイレン・ブランソン、ジュリアス・ランドル、ミッチェル・ロビンソンはアクティブではあるものの私服なので恐らく出ないんでしょう。

 ちなみにTDLで大胆に動いたマブスについては、今日は触れません。

 

■第1Q

 マブスのオフェンスは通常営業、ドンチッチに対しては相変わらずヘルプが来やすい為、適切にパスを捌いています。ニックスも前回、前々回の対戦相手と同様にドンチッチに寄りたがってフリーの選手を作っているわけですが、これは個人の能力的に止められないって事情があるからしょうがない。ちゃんとパスを捌かれた後にローテーションしてるしね。正しく守っているけど、守りきれないんだ。

第1Qマブス FG 12/22(54.5%) 3P 2/9(22.2%)

 どうにもアイザイア・ハーテンシュタイン中心にペイントエリアのディフェンスが残念で、2Pは76.9%という確率で決まったマブス。その分スリーを落としているから、うん、本当にいつも通り。ここ最近DJJがワイドオープンのスリーを外しまくっていて若干スペーシングにも悪影響が出ているのは気になりますが、まあ点が取れている内は問題ないって感じです。気になったのはマブスのディフェンス。えらい守れてるな。

第1Qニックス FG 10/24(41.7%) 3P 1/6(16.7%)

 まるでディフェンスのチームに見えるぐらいに抑えていたマブス。グラントがいないっていうのが理由の半分ぐらいな気がちょっとしています。ですが、もう半分の理由は第2Qに解き明かされました。

 

■第2Q

第2Qニックス 3P 4/9(44.4%)

 スリーを積極的に打ち始めました。打ち始めて、ディビンチェンゾが決めました。

第1Qニックス 3P 1/6(16.7%)

 問題なのは成功率ではなく試投数。幾ら何でも少なすぎる。ニックスの平均3PAは35.3でリーグ13位と特別少ないってわけじゃないのに、今日の第1Qは異様にスリーを打ちませんでした。その分ゴール下の攻略することを重要視していたように見えますが、

第2Qニックス 2P 4/12(33.3%)

 なんでゴール下の確率が3P%より低いんだよ。ということであからさまにゴール下のフィニッシュ力に問題があるニックス。スリーを打ちたがらなかったニックスのおかげで、マブスのアウトサイドディフェンスの悪さが目立たず、且つポロっと外してくれるから守れているように見えたって感じです。ゴール下が決まらずにスリーでスペースを広げるっていうのは現代バスケっぽいけど、広げたのに変わらずシュートを落としたニックスでした。

 

■第3Q

 ハーフタイム明けのニックスはジョシュ・ハートのポストアップからオフェンスを展開し始めます。なんでだよ。第2Qに現代バスケの雰囲気を取り戻したかと思ったら、更に逆行したニックスでした。ただ自分で点を取りながらもシューターにパスをするハートなので、7本のスリーを打てました。それでも試投数が少ないし、入った数も1本なんだけど。ただ外したスリーをプットバックで決めたことで、意外とゴール下の成功率が伸びています。だからポストアップって戦術自体は割としっかり作り上げているニックス。

 マイルズ・マクブライドはちゃんとシューター仕事をしてはいるけど、致命的に外しまくりました。逆にディビンチェンゾはよく決めるな。

 ただ結局マブスオフェンスを止められないので、普通に点差は開きます。ちゃんとハードワークしても守れないっていうのは選手の能力が足りないってことなので、これはしょうがない。ただそれを顕著に感じたのはセンター、つまりアイザイア・ハーテンシュタインのところでした。ハーテンシュタインが悪いんじゃなくて、ミッチェル・ロビンソンが良いってこと。逆にオフェンスではハーテンシュタインの方が便利だから、うまく差別化出来ているニックス。ただ更にその控えがタージ・ギブソンっていうのがちょっと辛い。

 

■第4Q

 いよいよ洒落にならない点差になってきたと感じたのか、今までとは比べ物にならないほどスリーを打ちまくったニックス。

第4Qニックス 3P 7/13(53.8%)

 結局試合通しての3PAは37と、寧ろ普段より多くスリーを打ちました。トム・シボドーはなぜ第3Qからやらなかったのか。まだディフェンスで耐えられると思っていたのかもしれません。

第4Qニックス 2P 6/11(54.5%)

 ファストブレイクも含まれていそうなのでなんとも言えませんが、こうして見るとスリーを打ったから2Pも入るようになったように見えます。やっぱり第3Qのポストアップがどうも引っかかる。

 今日はランドル、ブランソン、アヌノビーと主力選手が出場していなかった事情もあってか、ヘルプからのローテーションやOREBに絡みに行きながらハリーバックを徹底する等、ハードワークを武器に戦ったニックスでした。その中でディビンチェンゾのスリーのような個人技があったわけですが、勝つには至らなかった。だからマブスとしてはタレントで勝っている相手にドンチッチを40分起用したってことだけど、どうなんだろうね。別にドンチッチがそんだけ出ていなくても勝ってはいただろうけど、最後まで接戦にはなっていた気がします。だからハードワークは大事だけど、それだけじゃ勝てないっていう今日のニックスでした。

マイルズ・マクブライド 21PTS 3P 2/10

 ディビンチェンゾについで二番目の3PAのマクブライド。シューターとしてはボロボロの数字ですが、何気に21得点と活躍していました。中でもスルッとゴール下に入り込んでOREBに絡む勘の良さが非常に目立ちました。だからただのシューター以上の仕事が出来そうではありますが、同時にOREBに絡まなくていいぐらいもっとスリー決めろよと思ってしまいます。ここがあと2本でも決まっていたら全く違う試合展開になっていそうだったので、どうにも後味の悪い試合になりました。

ドンテ・ディビンチェンゾ 36PTS 3P 7/12(58.3%)

 普通にプルアップからタフなスリーを決めたディビンチェンゾなので、納得の36点です。凄かった。

ジョシュ・ハート 23PTS 10REB 12AST

 トリプルダブルはまあ納得出来るけど、23点も取ってたっけって感じです。ハートって良い選手だと思うけど、自分の応援しているチームに来るとちょっと信用しきれない。2Pのフィニッシュ力がめちゃくちゃすぎる。おまけに平均30.5%の3P%もあるので余計にって感じなんだけど、その割に今日は3Pが38.5%と小気味良く決めました。それにプラスしてパスセンスもあるので「3&Dにするには勿体ない」って言われているし、管理人もそう思っています。だけどもうちょっと積極的にスリー打ってくれないと、ペイントエリアが息苦しくなるよ。ワイドオープンでも平然とドライブとかしてくるからえっ? ってなりました。

 ということで終わりです。結局いつも通りのことしかしてない四連戦なので、どうもテンションが上がりません。

 

 ところでダニエル・ギャフォードとかPJ・ワシントンとかはいつから試合に出るんだろう。どっちもあんまり詳しくないので早く試合で見てみたいです。